カンボジアのカシューナッツ産業の現状と課題

●現状

生産されたカシューナッツの多くは、殻付きのままブローカーを通じ近隣諸国に安価で出荷されています。なぜならば、国内には大量加工が可能な近代工場が少なく、工場設備の整った近隣諸国に頼らざる得ないのです。 現時点では、衛生管理の整った大規模工場を作る予算の確保ができず、近隣諸国への依存体質が続いている状況となっています。 その結果、安定した雇用につながらず、貧困層が増加しています。

●課題

・高品質なカシューナッツの安定した製造
・雇用の創出による貧困の撲滅

●課題解決に向けた取り組み

CAC はカンボジア政府及び日本企業のトッププランニングJAPAN と連携し、安心安全で高品質なカシューナッツの生産が可能な第一工場をコンポントム州に建設しました。 この工場を起点に、加工工程と衛生環境の整備と強化を行い、通年稼働が可能な集荷システムを構築し、量産体制を整え、新たな雇用の創出と安定した労働環境の提供を目指します。

<収穫されたカシューの実>
<工場と現地スタッフ>